2008年8月8日金曜日

神聖のレジスタ1


能力者が一般人と差別される世界の話が2作品続く。しかも敵はどちらもテロリスト。なんだか今風なことだなあ、と感じる。
記憶喪失の主人公の前に謎の少女が現れて主人公に実は妹がいることが発覚、ってその少女が妹である以外に選択肢があるのか? ストーリー展開と共に、読者に何をどう伝えるのか、コントロールできていない。
特に主人公の動機が薄すぎる。これだけ完璧に巻き込まれ型のストーリーなのに、主人公へ好感を抱かせるようなつくりになっていない。延々記憶を思い出せずに苦しむだけの印象。なんだかんだいって、「主人公らしさ」というのは大切なのだ。

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