http://www.europe-kikaku.com/projects/e25/main.htm
初演劇。
でっち上げピンチにヒーロー登場でラブラブ大作戦の予定が、コンクリ詰めで海底ドボンのマフィアと鉢合わせになってさあ大変。
ハイライトは中盤の宇宙人登場か。それまで二つの軸が交差する中から生まれるドタバタの中に、上手く「彼女に告白する」という主人公の成長を埋め込んでいたが、突然それまでのリアリティを破壊する形でストーリーに宇宙人が介入することで、主人公の物語が放棄されるという、なんとも悪意に満ちた脚本。とってつけたような感動ラストと殺人者のギター弾き語りで締められる物語は、声高な皮肉には満ちているものの、しかしさらにその向こうにもう一歩踏み込めるのではないかとも感じた。物語が根源的に持つ勧善懲悪への欲求と反抗。
演劇の話芸につくづく感心。他ジャンルとの表現の違いを考える。パイナップルを手にとって「でかい」と言うだけで笑ってしまう、役者のリアリティ。ゲームや小説では恐らく笑えない。張りぼてながら劇場に巨大な宇宙人が現れることの迫力。映画のスクリーンでは絶対に味わえない「驚き」。
2007年12月14日金曜日
火星の倉庫
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