ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2006/01/25)
売り上げランキング: 13441
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熱いものが伝わってこない作品想像していたより面白かった
戦火の光と影の絵巻
南北戦争で離ればなれになった男女。たった一度のキスしか交わしていない恋人を信じて、ジュード・ロウが脱走兵としてコールドマウンテンに戻る。
ひとつひとつのエピソードはそれなりに面白いのだが、見終わった後にいまいちすっきりしないのは全体を貫くテーマのようなものをあまり読み取れなかったからだろうか。フォーマットが恋愛映画の定型としか感じられず、殺人の罪を主人公が嘆いたところでそれが主題のようには思えなかった。「バリー・リンドン」もある種似たようなフォーマットで、エピソードを羅列していく格好ではあるものの、あちらの方には全体を見通したとき、一貫した視点を感じる。
やはり役者は上手い。映像も、寒々しい画は非常に寒々しく撮れていて美しかった。ストーリー上ラストはタイミングなど非常に作為的で盛り上がりが薄かったが、それにしてもあの画は痺れてしまう。
冒頭爆発シーンでDVDが飛んだのでいきなり見る気が削がれたのもあるかもしれない。
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