丁寧に書けているとは思う。侍のシチュエーションもそれなりに使えていて、妖怪の特色もきちんと出せている。お話もまあそこそこの意外性を出していて悪くはない。
でも欠点がない作品として評価できるかといえば、それもちょっと難しいような気がする。妖怪を倒せばで外的な問題は解決するが、しかし内的なドラマの決着はそれとまた別問題なわけで。
国に平和が戻っても、「主人公がこのストーリーで何を得たのか?」がぼやけてしまっている限り、カタルシスは生まれないんじゃないのかなあ。ふくろうのように、成長しない「キャラクター」が主人公だったらまた別だけどね。
2009年6月18日木曜日
あやかしがたり
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