911以来断片的に感じていた世界への違和感が、アキハバラ論を通じてスッと収まるところに収まった感じ。オウムのサティアンに関する言及なんかは、思わず読みながら唸ってしまった。とはいうものの、今は当時とかなり状況が違っている感じがしており、その意味で文庫化に際して追加された章は興味深い。秋葉原通り魔事件から1年、良い悪いは別として、あの街は時代を映しているんだなあ、と思った。
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