相変わらずうめーなーと白旗を揚げながらよんだけれども、だからといってミステリ的なトリックがバチコーン! と填っているような気もせず、理屈の上ではそうなるんだろうけど感情が納得してねーというか、そんなことを言われても誰がうれしいんだよと言うような感じ。
もするがしかしその引っかかりがあるからこそあのラストの読後感があるわけで、そういう意味ではちゃんと意味のあるトリックのような気もするのだった。
まあともかくこんな派手でないトリックも地味時系列の入れ替えもそれ単体ではそこまで激しく効いてこない話で、それでも全く読むのが飽きない、というかむしろぐいぐい読ませるこの不思議な魅力がこの作家の特徴なのかと思う。
2008年11月15日土曜日
アヒルと鴨のコインロッカー
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