官能小説は印刷された文字に勃起するんじゃなくその向こうにあるものに勃起するんだっつーの。「キャラ」の向こうに心揺さぶるものを描かずして、こういう小説を書く意味ってあんのか? よくわかんないけど。
能力を持つヒロインと無能の主人公のギャップを描くためには、まずヒロインの強さを描かなければならない。文章中でいまいち描写が弱かったことや、挿絵に全くそういった要素がないのは、この小説の一番大きな傷だと思う。
「なぜ戦闘美少女でなければならないのか」という問いに答えて初めて、内面的に隙を抱えた少女たちとの日常が意味あるものになるのに。
定型の変奏は、主題を正確に捉えて初めて成立する。原作付きだかなんだか知らないが、もう少しまじめにやって欲しい。
2009年4月22日水曜日
シュラキZERO きみが私の騎士だから!
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