「エリート」とは何かというのをこれほど強烈に印象づけられた本は今まで読んだことがない。厳然たる実力社会。何千億という金額の戦闘機に乗れるのはたった一人のパイロットであり、そのパイロットを生み出すためにその何倍もの敗者が生み出され続けているのだ。しかしそのエリートすら、目の前に紙一重で迫る死とは無縁でいられない。
それでも彼らは空を飛びたいと願う。きっと、彼らの見る世界は、自分の見る世界とは違うのだ。
彼らの世界は想像できない、しかし違う世界があること自体は認識できた、それだけでも自分には価値のあるルポだった。
2009年3月26日木曜日
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