もっとも恐ろしいのは人間だ、というのはゾンビ映画の古典的なテーマだが、この作品におけるもっとも怖いものは間違いなく作者だ。この漫画を描かせた情念が、コマの端々からびしびし伝わってくる。机の上にこの漫画をおいておくと、誰もが思わず一度手にとって、その後表紙を裏返して去っていくのは、やはりそういう手に取りたいが見たくはない怖いもの見たさみたいなものがあるのだろうと思った。
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